台風第26号は、10月11日3時頃にマリアナ諸島の海上で発生し、発達しながら日本の南海上をゆっくり北上し、大型で強い勢力のまま、10月16日明け方に暴風域を伴って関東地方沿岸に接近しました。その後、関東の東海上を北上し、16日15時に三陸沖で温帯低気圧となりました。今回の台風及び台風から変わった温帯低気圧により、15日から16日を中心に、西日本から北日本の広い範囲で大雨、暴風となりました。
特に東京都大島町では、台風がもたらす湿った空気の影響で、16日未明から1時間100mmを超える猛烈な雨が数時間降り続き、24時間の降雨量が800mmを超える大雨をもたらしました。
総務省消防庁によると、死者36人、行方不明者9人、負傷者(重症・軽傷)106人、全壊45棟、半壊18棟、一部損壊639棟、床上浸水1,442棟、床下浸水3,924棟となっている(被害報告第27報:10月27日20時00分)。
(一財)消防科学総合センターでは、10月23日(水)に、被害に遭った東京都大島町元町地区の状況を調査しましたので、写真報告致します。
平成25年台風第26号による被害 写真報告(PDF)を見る※PDF内の位置図は「電子国土」(国土地理院)より抜粋したものです。